【胃薬って4種類あるの知ってた?】ドラッグストア編

【ヘルスケア】
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食の進む秋口から年末にかけて、胃腸が弱りやすい季節になってきました。

みなさまは家に常備している胃腸薬はありますでしょうか?

その胃腸薬を買うときに何を基準に選びましたか?

パッケージに踊らされていないでしょうか?

市販の胃腸薬を選ぶときに一番目にするのは価格と箱のパッケージではないでしょうか?

自分の胃腸の症状が必ずしもパッケージに記載のあるものと一致するとは限りません。

今回はみなさまが胃腸薬を選択する際に価格・パッケージ以外の要素でも選択できるようになる為の情報を提供できればと思いますので、気になるものだけでもぜひ読んでみてください♪♪

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ドラッグストアで売っている胃腸薬4種とは?

現在、ドラッグストアで購入できる胃腸薬はおよそ4種類に組み分けすることが出来ます(*´▽`*)

  1. 胃酸の分泌を抑える作用
  2. 胃酸を中和する作用
  3. 胃の粘膜(壁)を保護する作用
  4. 胃の粘膜(壁)を修復する作用

1と2は主に攻撃因子(胃酸)に対する作用を示すため、攻撃因子抑制作用と呼ばれます。

反対に3と4は主に防御因子(胃を守る)に対して作用を示すため、防御因子増強作用と呼ばれます。

胃薬の基本はこの2種類で成り立っており、それぞれが2種類の作用を持ち合わせています。

要するに(●´ω`●)

胃酸に対しては作用を下げる

ように働き、

胃の粘膜に対しては作用を上げる

ように働くというわけです。

以降はこれら4種類の代表的な薬を例に解説させていただきます。

胃酸の分泌を抑えて効果発揮✨

まずは胃薬の代表格であります。胃酸コントロールのタイプから(*´ω`*)

代表例としては

ガスター10(第一三共ヘルスケア) 


  • 成分:ファモチジン
  • 作用:H2 ブロッカー(ヒスタミン受容体拮抗剤)
  • 剤型:錠剤・口腔内崩壊錠・散剤

医療用医薬品としても使用されているガスターの為、効果は市販薬の中では随一であります。

その為、規制も厳しく販売時に薬剤師の問診を必要とする第一類医薬品に分類されます。

規制が厳しい分、購入時に個数の制限などがありますので利便性は低いと思われます。

利便性という観点では

ガストール(エスエス製薬) がおすすめ。


  • 成分:ピレンゼピン
  • 作用:M1 ブロッカー(ムスカリン受容体拮抗剤)
  • 剤型:錠剤・細粒

こちらは第二類医薬品に分類されるため、規制はガスターよりは厳しくありません。

薬剤師をかえす必要はなく、直接レジにて購入が可能です。

作用機序はガスターとは少し異なりますが、胃酸分泌を抑える役割はガストールも持ち合わせております。

胃酸を中和して効果発揮✨

次いで、すでに胃の中にある胃酸を中和するタイプで主には制酸薬と呼ばれます(*´ω`*)

まずは

サクロン(エーザイ)


  • 成分:無水リン酸水素カルシウム・沈降炭酸カルシウム
  • 作用:胃酸の中和
  • 剤型:錠剤・顆粒

こちらも第二類医薬品の分類であるため、購入時の利便性は高いです。

さらに有名どころでは

パンシロン(ロート製薬)


  • 成分:炭酸水素ナトリウム・沈降炭酸カルシウム・重質炭酸マグネシウム
  • 作用:胃酸の中和
  • 剤型:顆粒

以上が攻撃因子抑制薬の代表4品目になります。

基本的にはストレス性胃酸過多、胃酸過多から起こる胃のもたれ消化不良などには効果を期待できます。

胃の粘膜(壁)を保護して効果発揮✨

先ほどまでは攻撃因子に対する薬でしたが、以降は防御因子を増強する薬の紹介となります。

防御因子のトップバッターは(*´ω`*)

セルベール(エーザイ)


  • 成分:テプレノン
  • 作用:胃の粘膜保護
  • 剤型:錠剤・細粒

胃の粘膜を保護する薬の特徴は、荒れてしまった胃の壁が胃酸によって攻撃されてしまうのを未然に防ぐことにあります。

主には空腹時の胃痛などに効果を発揮することが多いですね♪

胃の粘膜(壁)を修復して効果発揮✨

セルベールのように胃の粘膜を保護するタイプの他に、すでに炎症(荒れてしまっている)の起きている胃の粘膜を修復する働きを持つ胃腸薬も存在します。

代表例では

スクラート(ライオン)


  • 成分:スクラルファート
  • 作用:胃の粘膜保護修復
  • 剤型:錠剤・顆粒

スクラートは胃の粘膜を保護するのみではなく、修復する作用を持ち合わせている為、自己の修復力に+αの働きが期待できます♪

防御因子増強薬はいずれも、原因となりうる胃酸に直接働きかけるわけではないため、対症療法であるものが多いですね( ̄▽ ̄)

以上、4種類の胃腸薬について解説させていただきました。

いずれの薬も医薬品でありますので、必ずご自身で注意事項をよく読み・用法用量守って正しくお使いいただくようにお願い致します

また、今回の記事でご自身の胃腸薬の選択肢の幅が広がれば幸いです。

なにか不明点があれば、必ず薬剤師・医師に相談するようにしましょう♪♪

それでは

ばいばい (@^^)/~~~

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